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[コラム]“愛されるブランド”を育むデザインの話
vol.3 “好き”を生み出すデザインとは
紙イメージ
人の「好き」が消費行動を促し、企業活動を発展させるとすると、
そんな好意的な「価値イメージ」を生み出すデザインってどんなものでしょうか。
細かく考えればきりがないのですが、いくつか重要なポイントをあげてみました。

■ 差別化で独自性を表現
どんなブランドなのか、はっきりとしていなければ共感は得ません。
それは、性格も、顔立ちも、言葉遣いもはっきりと覚えていないような人物を好きになり得ないことと同じようなものです。

独自性を表現する際に重要なのは、その商品や企業の「強み」を表現すること。
そのブランドの魅力となる部分を磨き上げて見てもらうことで、「好き」を生み出すコミュニケーションを行います。
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■ 焦点をしぼる
ありがちな間違いが、「あれもこれも伝えたくて、何も伝わらなくなる」ことです。
整理されないまま多くの情報を発信した結果、受け取る側に与える印象は弱くなり、
そもそも見てもらえない、読んでもらえない、という状態に陥るのです。

特にロゴやポスターなど一瞬のコンタクトとなるツールほど、その傾向が強くなります。
そもそも受け取る側に、情報を受け取る準備ができていることはほとんどありません。
長〜い校長先生の話、結局ほとんど覚えてないものですよね。
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■ 同じトーンで継続する
アップルやソニーなど、成功しているブランドを思い出してみてください。
それらは一貫した個性があり、「どんな性格のブランドか」ということがはっきりとしています。
これは「有名だからそう感じる」のではなく、「個性を尊重したことで有名になる手助けになった」のだと思います。
もちろんそれは理由のひとつにすぎませんが、それほど重要なことです。

会うたびにコロコロ態度の変わる人物など好きにはならないのと同様に、
見るたびに感じの変わるデザインは、人の印象に残らず、「ファン」が生まれにくくなります。

また、継続したは良いものの、そもそものデザインの方向性がブランドにそぐわないものだった、となれば
当然そのデザインによる恩恵は少なくなります。
したがって、自社やその商品の事をきちんと考えてくれるデザイナーと長く付き合う事は、非常に重要だと言えます。
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このコラムでは、デザインで企業や商品の未来の発展をお手伝いすることを考えてきました。
ご覧いただいた企業様のデザインや今後の発展について、少しでも参考になれば嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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