福岡のデザイン事務所 | エスグラフィックス

ご依頼者様のためのデザインコラム
ロゴデザイン、つくるまえに大事な事

「良いロゴ」とは何でしょうか。 ポスターなど他の媒体と比べ、ロゴはクライアントの「好み」で決まることが多いように感じます。vol.2の「ロゴで企業は変わるか?ロゴでものは売れるか?」で前述した通り、ロゴデザインはブランドの価値と一致した時チカラを発揮します。そのためにデザイン事務所がすべきことは何でしょうか。


まずは市場の分析。

デザイン事務所によっては、忙しさのあまりすぐさま制作にかかるということもあると思いますが、つくってみたら競合と似たようなロゴだったというのでは目も当てられません。まず間違いなく自社(商品)の良質なイメージは人に根付きません。
まずは市場の調査、分析が必要です。
市場の特徴は。色は。デザイントーンは。イメージされる価格帯は。

  • 例1)カラー:ハンバーガーチェーンは「赤」「オレンジ」「緑」
  • 例2)トーン:車業界は頭文字やグラデーションなどを使用しメタリックなものが多い

ここからいかに差別化するかが、ロゴを含めブランディングを進めるうえでとても重要です。


市場の飽和状態から、いかに差別化させるか。

他社の分析の次は、自社の分析です。
ターゲットの年齢層、性別、価格帯、特性などを元に、それらを表現するロゴの形状を模索します。ただし、既存のほとんどの市場では飽和状態にあり、これらの機能や条件は競合他社と似たようなものになりがちです。業種の特徴を踏まえ使用したいカラーも、もうすでに他社が使用しているケースが多いものです。
そこからいかに他社との差別化を図るかは、そのロゴをつくる企業や商品の「強み」を表現することにかかっています。それは現在の飽和市場においてロゴデザイン、ひいては広告デザイン事務所の大きな使命です。


コンセプトとデザインの決定。

上記のような分析を行うことで焦点を絞り、次にコンセプトを設定します。
焦点を絞られた「シンプルなコンセプト」から生まれ、「シンプルで良質なイメージ」であるロゴ。それが、きちんと伝わりイメージ訴求力の強い、良いロゴであると言えるでしょう。


ESS GRAPHICSは福岡県福岡市に拠点におくデザイン事務所・イラストデザイン事務所です。福岡でグラフィックデザイン制作会社をお探しなら、お気軽にご相談ください。